■ 一般向け情報
国際私法、国際取引法 国際私法、準拠法、国際取引法、国際条約、国際裁判管轄、法統一 国際私法という分野は、外国との関係で民事上の法問題が生じた際に、どの国の法が適用されるのかという問題を主として扱います。日本で裁判するからといっても、日本法で解決するというのは当然の前提ではありません。どの国の法も平等に扱い、たとえ外国法であっても問題となっている事案に最も密接な関連がある国の法であれば、適用します。そのような観点で、国際私ほうは、各国で異なる法の内容があることを受け入れており、異なる価値観も尊重するものだと言えます。一方で、関連分野である国際取引法は、様々な分野を扱いますが、特に国際売買の分野では国際的な統一条約が成功しており広く使われています。各国の法律が異なりますが、それらを統一する努力は20世期初頭から始まり、法的な障害を取り除くための努力の結晶でもあります。このような性格の異なる国際的な私法領域を解決する法分野の双方を私の研究対象とし、国際取引に関する分野だけでなく、国際家族法も研究しています。
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■ 学歴
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■ 職歴
1.
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2007~2009
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Lecturer
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2.
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2007
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大阪大学大学院国際公共政策研究科 特任研究員
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3.
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2007~2009
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帝塚山大学法政策学部 講師
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4.
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2009~2010
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Lecturer
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5.
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2009~2010
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大阪経済大学経営学部ビジネス法学科 講師
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6.
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2010
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Associate Professor,School of Law,Kumamoto University
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7.
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2010
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Associate Professor
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8.
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2010/10~2017/03
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熊本大学大学院法曹養成研究科 准教授
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9.
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2017/04~2023/03
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熊本大学 大学院人文社会科学研究部
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10.
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2023/04~
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追手門学院大学 法学部
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11.
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2023/04~
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追手門学院大学 法学部 法律学科 准教授
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12.
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追手門学院大学 法学部
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■ 著書・論文歴
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■ 現在の専門分野
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■ 学会発表
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■ 職務上の実績
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■ 研究課題・受託研究・科研費
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■ 講師・講演
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■ 教育、研究、社会貢献活動の方針
1.
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(1)教育活動の方針:法律の学習は、しっかりと文章を読み、理解し、自分なりに調べて見解を示す必要があるが、高校までの学習よりも、文章をしっかり読むということや自分で文章を書くということが多いため、苦手意識のある学生が少なくない。また、最低限の法令知識や用語法の習得が必要になる。特に「法律基礎」では、法律の文章を読むために必要な基礎知識を、基本的な法律の文献を読む際に言及して、法的文章を読むのにつまづかないように配慮している。また、文献の調査を何度か一緒に行う実践を繰り返し、自分で予習や復習ができるような技術を身につけさせている。社会的な問題に深く関わる法律の議論に関心を持ってもらうため、講義でその時に話題になったニュースについても雑談的に触れるようにしている。課題等では、少ない分量から無理のない範囲で文章を書かせることで、書くということに慣れるようにしてもらっている。
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2.
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(2)研究活動の方針:私自身の専門は、国際的な民事法問題に関連する国際私法と国際取引法である。どちらも国際的な側面を扱うので似ているように思われるであろうが、前者はいわゆる準拠法を探すことや国際民事訴訟手続きに関することであり、後者は民商法など直接問題に解決を与えるような実質法上の問題を取り扱うのが中心となる。私自身は、この少し異なる視点を持つ法分野双方を専門とすることで、国際私法を実質法の視点からも考察する手法で研究を行っている。複眼的な視点で研究をし、また実務家との研究交流も積極的に行い、理論研究だけでなく実務や社会の問題に有用な研究を行いたいと考えている。
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3.
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(3)社会貢献活動の方針:国際私法や国際取引法という法分野が取り扱う民事法領域は幅広く、国際ビジネスから、国際家族法まで多岐にわたる。様々な分野で社会へ還元したいと考えている。これまで、戸籍の実務に携わる職員向けの国際私法の基本的な考え方をレクチャーするなど、実務で行っていることが、どうしてなのかについて理解できるように法的な解説を行ったことがある。大阪においても、これまでの研究を、社会で活躍する人に還元できるようにしたいと考えている。国際取引法分野では、研究者だけでなく企業の国際法務などの実務家と積極的に勉強会を行うようにしている。実務について私が学び、研究へ生かしていくこと共に、私自身のこれまで学んだ法知識についても情報提供していきたいと考えている。また、将来を担う人材を育てる貢献として、高校での出張授業を担当しております。専門分野の大学の実際の講義を内容としたり、法学部で学ぶことは何かについて話たりしています。その他、幅広い年代の子どもたちへの支援として、地域のボーイスカウトの活動をサポートしたり、高校生年代のスカウトの技能章を取得するための考査委員も担当するなど、子供たちへの教育支援も行ってます。
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