photo

    (最終更新日:2024-09-26 12:20:10)
  ムラグチ シンスケ
  村口 進介
   所属   追手門学院大学  文学部 人文学科
   職種   准教授
■ 一般向け情報
研究ジャンル : 本と文芸
研究のキーワード : 日本古典文学、平安文学、源氏物語
研究に関するコメント : 『源氏物語』をはじめとした平安時代の文学を専門とし、とくに『源氏物語』の政治世界について、恋愛に生きる光源氏とは異な った政治家としての面に着目し、研究しています。
■ 学歴
1. 2001/04~2007/09 神戸大学 文化学研究科 博士課程修了 博士(文学)
■ 職歴
1. 2016/04~2018/03 三重大学 特任講師
2. 2018/04~2021/03 三重大学 特任准教授
3. 2022/04~ 追手門学院大学 文学部 人文学科 准教授
■ 著書・論文歴
1. 論文  『源氏物語』の明石、明石一族と光源氏 (単著) 2024/09
2. 論文  『源氏物語』の治政と聖代のかたち : 天皇親政/外戚政治 (福長進先生退職記念号) (単著) 2021/11
3. 論文  インタビュー 福長進 歴史物語研究の回顧と展望 (福長進先生退職記念号) (共著・編著(代表編著を除く)) 2021/11
4. 論文  竹河巻末の昇進記事をめぐって : 『源氏物語』の〈左大臣〉と〈右大臣〉 (特集 源氏物語を読む) (単著) 2021/03
5. 論文  『源氏物語』太政大臣攷 (単著) 2020/08
6. 論文  「弁官」からみた『源氏物語』 (単著) 2020/06
7. 論文  光源氏の「戯れ言」 (単著) 2019/06
8. 論文  『栄花物語』の立后と「一の人」 歴史認識の形成 (単著) 2018/10
9. 論文  「ただ人にて朝廷の御後見をする」光源氏 (単著) 2018/04
10. 論文  『伊勢大輔集』の和歌改変をめぐる一考察 (単著) 2017/06
11. 論文  源氏物語の外戚政治と<右大臣><大将> (単著) 2007/06
12. 論文  『源氏物語』朱雀朝前期の政治状況について (特集 歴史と文学) (単著) 2004/03
13. 論文  葵巻冒頭の光源氏について--政治と官職の視点から (単著) 2003/12
■ 現在の専門分野
日本文学 
■ 学会発表
1. 2022/09/18 冷泉朝の政治体制を考えるために(歴史物語研究会例会)
2. 2019/09/14 『源氏物語』冷泉朝の後見と官職(歴史物語研究会例会)
3. 2012/11/04 源氏物語における公卿学的系譜(平成24年度 中古文学学会秋季大会)
4. 2012/10 書評 福長進著『歴史物語の創造』(古代文学研究 第二次)
5. 2005/06 註釈 『御堂関白記』(216)長和5年十月十一日〜十五日条(古代文化)
6. 2001 『源氏物語』朱雀朝前期の治世について(古代部門,第二一回研究発表大会・発表要旨)(日本文学)
■ 講師・講演
1. 2024/11/02 政治家・光源氏の通信簿 ―『源氏物語』の政治世界―(高知県立大学永国寺キャンパス(高知県高知市))
2. 2024/09/21 明石の光源氏ー雌伏の時、栄華への道のりー(明石市立文化博物館(兵庫県明石市))
3. 2024/03/13 『源氏物語』の須磨と明石ー光源氏の転機ー(湊川神社「楠公会館」(兵庫県神戸市))
4. 2023/11/11 源氏物語と紫式部(ホテル・グランユアーズフクイ(福井県福井市))
■ 教育、研究、社会貢献活動の方針
1. (1)教育活動の方針:イギリスの詩人ジョン・キーツは「短気に事実や理由を求めることなく、不確かさや、不可解なことや、疑惑ある状態の中に人が留まることが出来る時に見出されるもの」を「ネガティブ・ケイパビリティ」と言いました。容易に答えのでない問いのなかで立ち止まり、考えつづけることは苦しいことですが、それに耐えられる力を養いたいと考えています。
2. (2)研究活動の方針:『源氏物語』を中心とした、平安時代の文学を専門にしています。書かれてから1000年以上たっても、いまだ読み尽くされない物語たち。どのように読めば読めたことになるのか、その確信はいまだ得られず、はなはだ心もとない歩みながら、つぎの「読み」を喚起させるような研究ができれば本望です。
3. (3)社会貢献活動の方針:古典文学に書かれていることは、決して「古い」ものではありません。内容のみならず、表現方法においてもさまざまなチャレンジがなされ、それらは今もっても「新しい」。新たな想像/創造力をもたらす古典の魅力を広く伝えてゆきます。