(最終更新日:2024-04-14 21:40:41)
  マスジ ヒトミ
  増地 ひとみ
   所属   追手門学院大学  共通教育機構
   職種   准教授
■ 一般向け情報
研究ジャンル : 日本語・方言
研究のキーワード : 日本語 表記 文字種 カタカナ アカデミックライティング ライティング教育
研究に関するコメント : 日本語は、〈漢字・ひらがな・カタカナ〉という複数の種類の文字を使います。ある語を書く時にこれらの文字の使い分けがどのようになされるのか、また、そのように使い分けられる理由は何なのかを研究しています。
■ 学歴
1. 2012/04~2018/03 早稲田大学 大学院文学研究科 日本語日本文学コース 博士後期課程 博士後期課程修了 博士(文学)
2. 2010/04~2012/03 早稲田大学 大学院文学研究科 日本語日本文学コース 修士課程 修士課程修了 修士(文学)
3. 2006/04~2010/03 早稲田大学 第二文学部 表現・芸術系専修 卒業
■ 職歴
1. 2024/04~ 追手門学院大学 共通教育機構 准教授
2. 2022/04~2024/03 追手門学院大学 共通教育機構 講師
3. 2021/04~2022/03 追手門学院大学 基盤教育機構 講師
4. 2017/04~2021/03 愛知淑徳大学 初年次教育部門 助教
5. 2012/04~2017/03 日本女子大学 日本語教員養成講座 助手(非常勤)
6. 2011/05~2017/02 早稲田大学 ライティングセンター チューター
7. 2010/09~2012/08 早稲田大学 オープン教育センター設置科目 「学術的文章の作成」授業 文章指導員
8. 1984/04~2011/04 複数の一般企業にて勤務
■ 著書・論文歴
1. 著書  追大川柳2―2023年度秋学期「日本文学」受講生による作品集 (代表編著) 2024/03/25
2. 著書  追大川柳―2023年度春学期「日本文学」受講生による作品集 (代表編著) 2023/09/25
3. 著書  オンライン・ビブリオバトルの記録―2021年度追手門学院大学・基盤教育機構『日本語表現』  2022/09/30
4. 著書  『あいまい・ぼんやり語辞典』 (共著・編著(代表編著を除く)) 2022/06/25
5. 著書  追手門学院大学「日本事情1」(1年生・留学生対象)オンライン授業実践報告 (単著) 2022/05 Link
6. 著書  「表記の手引き」類に準拠したテキストにおける表記のゆれ―実態調査と発生理由の検討― (共著・編著(代表編著を除く)) 2021/12
7. 著書  愛知淑徳大学「日本語表現A1」(2年生以上対象)授業実施報告 (単著) 2021/04 Link
8. 著書  愛知淑徳大学「違いを共に生きる・ライフデザイン」(初年次生対象)授業実施報告 (共著・編著(代表編著を除く)) 2020/10 Link
9. 論文  まんが/漫画/マンガ/Mangaの表記感―各表記のイメージに関する自由記述を基に (単著) 2024/03/31
10. 論文  音声認識で文字化されたテキストにおける誤認識と誤変換―漢字における問題を中心に (単著) 2024/03/31
11. 論文  大学の教育方針に合わせたライティング支援施設の運営―学生チューターに関わる事柄を中心に (単著) 2023/12/01
12. 論文  「日本語表現」と「知の探究」の接続効果についての検証 (共著・編著(代表編著を除く)) 2023/03/31
13. 論文  ライブ型オンラインで行う自校教育の現状と課題―「追手門アイデンティティ」における効果検証― (単著) 2023/03/31
14. 論文  Context-Dependent Script Choice in Emails: The Case of Sumimasen (代表編著) 2022/05 Link
15. 論文  商品名を表記する文字種―「ソウゾウ」の楽しみ (単著) 2021/09/10 Link
16. 論文  新入生は「大学理念」の何に惹かれるのか―「違いを共に生きる・ライフデザイン」第1回課題の記述内容から― (単著) 2021/05/01 Link
17. 論文  外来語か否かの判定調査結果報告―29のカタカナ表記語を対象に― (単著) 2021/03
18. 論文  学術雑誌におけるカタカナの役割と使用実態(その2)―「慣用カタカナ表記」発掘調査 結果報告― (単著) 2021/03
19. 論文  学部生チューターによるライティング支援の実態―セッションにおける対話の分析をとおして (共著・編著(代表編著を除く)) 2021/03 Link
20. 論文  日本語ライティング支援に携わる学部生チューターの研修―「教える」と「考えさせる」を区別するマトリクスの提案― (単著) 2020/07 Link
21. 論文  大学生の文字生活と文字種意識に関するアンケート調査結果 (単著) 2020/06
22. 論文  ライティングサポートデスクにおける研修の工夫―学部生チューターの育成に必要な3つの観点をふまえて (共著・編著(代表編著を除く)) 2020/05
23. 論文  「政治とカネ」の「カネ」とはどのような金銭であるのか―「カネ」と「金」表記の印象に関するアンケート調査結果から― (単著) 2020/03
24. 論文  めがね/眼鏡/メガネの表記感―各表記のイメージに関するアンケート調査結果から― (単著) 2020/02
25. 論文  学部生を活用したライティング支援の現状と課題 -他大学ライティング支援施設との比較をとおして (共著・編著(代表編著を除く)) 2019/05
26. 論文  「非外来語のカタカナ表記」研究の現状と今後の展望 (単著) 2019/03
27. 論文  オノマトペを表現する文字種の選択要因―「キンキン」と「ふわふわ」をめぐって― (単著) 2019/03
28. 論文  現代日本語におけるカタカナ使用の実態とその背景 (単著) 2018/12
29. 論文  ライティングサポートデスクにおけるチューター研修の実践報告 : 他者との対話と共有による意識の変化に着目して (単著) 2018/05
30. 論文  学術雑誌におけるカタカナの役割と使用実態―カタカナ表記で出現する語とコンテクストとの関連 (単著) 2018/03
31. 論文  日本語教育で《非標準的なカタカナ表記》と《文字種選択の仕組み》を扱う意義―交通広告における調査結果を例に (単著) 2017/06
32. 論文  日用品のパッケージにおける非標準的なカタカナ表記 : 表記の「流通」を中心に (単著) 2016/03
33. 論文  テレビ番組の文字情報における非標準的なカタカナ表記 : 「文字列への埋没回避」の観点から (単著) 2015/06
34. 論文  テレビCMの文字情報における文字種の選択 : CMのジャンルと語用論的要素に注目して (単著) 2015/03
35. 論文  非標準的なカタカナ表記の特徴 : 「文字列への埋没回避」の観点から(口頭発表・午前の部,日本語学会2014年度春季大会研究発表会発表要旨) (単著) 2014/10
36. 論文  テレビ番組の文字情報における文字種の選択 : 番組のジャンルと語用論的要素に注目して (単著) 2013/03
37. 論文  Eメールにおける文字種の選択 : 非標準的な表記の背後に働く語用論的要素 (単著) 2013/02
38. その他 特集「書評を書きたいあなたへ」  2020/03
39. その他 「色あせない記憶」 (単著) 2019/11
40. その他 「人生の常備薬」- 村上春樹著『村上さんのところ』 (単著) 2019/02
41. その他 ライティングサポートデスク 学生チューターインタビュー記事② 愛知淑徳大学初年次教育部門ホームページ 「ライティングサポートデスク 学生スタッフの活躍」「学生チューターインタビュー」  2019/01
42. その他 ライティングサポートデスク 学生チューター インタビュー記事① 愛知淑徳大学初年次教育部門ホームページ「ライティングサポートデスク 学生スタッフの活躍」「学生チューターインタビュー」  2018/10
43. その他 『大学生のための読書案内』 サンキュー・タツオ著 『もっと ヘンな論文』 (単著) 2018/03
44. その他 研究室の日々(の中の一コマ) (単著) 2017/03
45. その他 「文章を書いて思考力を伸ばそう(Ⅱ)」 (共著・編著(代表編著を除く)) 2015/03
46. その他 「文章を書いて思考力を伸ばそう(Ⅰ)」 (共著・編著(代表編著を除く)) 2014/11
47. その他 現代日本語における文字種の選択 (単著) 2012/03
48. その他 観葉植物と生活環境の改善と演出 (書誌と書誌論) (単著) 2008
■ 現在の専門分野
日本語学, 高等教育学 (キーワード:日本語、表記、文字種、カタカナ、アカデミック・ライティング、ライティング教育、ライティング支援) 
■ 所属学会
1. 2010/05~ 日本語学会
2. 2010/04~ 早稲田大学国文学会
3. 2010/07~ 早稲田大学日本語学会
4. 2017/04~ 日本リメディアル教育学会
5. 2017/04~ 初年次教育学会
6. 2019/04~ 日本漢字学会
7. 2016/06~ 日本語/日本語教育研究会
8. 2012/02~ 待遇コミュニケーション学会
9. 2012/05~ 漢字漢語研究会
10. 2019/11~ WCAJ(日本ライティングセンター協会)
■ 学会発表
1. 2023/12/17 音声認識で文字化されたテキストにおける誤認識と誤変換―漢字における問題を中心に(日本漢字学会 第6回 研究大会)
2. 2022/08/23 大学の教育理念と経営方針に合わせたライティング支援施設の運営(日本リメディアル教育学会 第17回全国大会)
3. 2021/03/02 ライティングサポートデスクにおける学生チューターの活動報告(愛知淑徳大学初年次教育部門 教育実践・研究発表会(通算第9回)(於:愛知淑徳大学、オンデマンド配信))
4. 2021/03/02 新入生は「大学理念」の何に惹かれるのか―「違いを共に生きる・ライフデザイン」第1回課題の記述内容から―(愛知淑徳大学初年次教育部門 教育実践・研究発表会(通算第9回)(於:愛知淑徳大学、オンライン開催))
5. 2020/10/24 「表記の手引き」類に準拠したテキストにおける表記のゆれ―実態調査と発生理由の検討―(日本語学会2020年度秋季大会(オンライン開催))
6. 2020/09/04 初年次生の文章力をどのように向上させるか―文字生活と文章観等に関するアンケート調査結果から(初年次教育学会 第13回大会(誌上開催))
7. 2020/03/18 ライティング支援施設における学部生チューターの育成―支援技術の習得と組織運営への参画をとおして―(第26回大学教育研究フォーラム(オンライン開催))
8. 2020/02/23 愛知淑徳大学ライティングサポートデスクにおける学部生チューターの育成方法(WCAJ(日本ライティングセンター協会) 第12回シンポジウム)
9. 2019/11/30 大学生の言語生活と漢字意識―文字種の使い分けに関するアンケート調査結果から―(日本漢字学会第2回研究大会)
10. 2019/08/27 学部生チューターによるライティング支援の実態―セッションにおける対話の分析をとおして―(日本リメディアル教育学会 第15回全国大会)
11. 2019/03/05 学部生を活用したライティング支援の現状と課題―他大学ライティング支援施設との交流をとおして―(愛知淑徳大学初年次教育部門 教育実践・研究発表会(通算第7回))
12. 2018/12/08 非外来語のカタカナ表記に関するアンケート調査結果報告―異なる文字種で表記された同一の語のイメージについて―(早稲田大学日本語学会 2018年度後期研究発表会)
13. 2018/08/27 日本語ライティング支援に携わる学部生チューター研修の実践報告―リメディアル教育におけるライティング支援施設のあり方を考える―(日本リメディアル教育学会 第14回全国大会)
14. 2018/03/06 ライティングサポートデスクにおけるチューター研修の実践報告―他者との対話と共有による意識の変化に注目して―(愛知淑徳大学初年次教育部門 教育実践・研究発表会(通算第6回))
15. 2017/08/21 ライティング・センターの文章指導者に対するアンケート調査―読み時間に関する意識を分析する―(日本リメディアル教育学会 第13回全国大会)
16. 2017/02/11 文章指導における読み時間の分析―ライティング・センターの文章指導者はどのような工夫をしているか―(日本リメディアル教育学会 第5回関東・甲信支部大会)
17. 2016/09 ブレーンストーミング時の質問パターン(第5回ライティング・フォーラム 早稲田大学グローバルエデュケーションセンター主催)
18. 2016/02 セッションの記録とアンケート結果による自己省察―今後の課題の特定とアンケート活用の意義―(第4回ライティング・フォーラム 早稲田大学グローバルエデュケーションセンター主催)
19. 2014/05/18 非標準的なカタカナ表記の特徴―「文字列への埋没回避」の観点から―(日本語学会 2014年度春季大会)
20. 2014/04 テレビCMの文字情報における文字種の選択―語用論的要素との関連から―(第129回 表現学会東京例会)
21. 2012/08 和語・漢語のカタカナ表記―選択理由の4分類試案―(第104回 漢字漢語研究会)
22. 2012/07 テレビ番組の文字情報における文字種の選択―番組のジャンルと語用論的要素に注目して―(早稲田大学日本語学会 2012年度前期研究発表会)
23. 2012/04 Eメールにおける文字種の選択―非標準的な表記の背後に働く語用論的要素―(第16回 待遇コミュニケーション学会)
■ 受賞学術賞
1. 2019/08 日本リメディアル教育学会 日本リメディアル教育学会 第15回全国大会発表優秀賞 (「学部生チューターによるライティング支援の実態―セッションにおける対話の分析をとおして―」)
2. 2018/08 日本リメディアル教育学会 日本リメディアル教育学会 第14回全国大会発表優秀賞 (「日本語ライティング支援に携わる学部生チューター研修の実践報告―リメディアル教育におけるライティング支援施設のあり方を考える―」)
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2020/04~2021/03  「表記の手引き」類に準拠したテキストにおける表記のゆれの実態調査  
2. 2019/04~2020/03  学術的な文章における非外来語のカタカナ表記―実態調査と出現要因の検討  
3. 2018/04~2019/03  学部生ライティング支援者採用・育成方法のデザインと実践  
4. 2018/04~2019/03  非外来語のカタカナ表記に関する意識調査  
■ 講師・講演
1. 2019/10/24 「語彙・言葉の意味」日本語検定2・3級受検者向け
2. 2016/11 語句を定義しよう!-情報リサーチと引用-
3. 2014/08 ブレーン・ストーミングの目的と手法
4. 2013/09 文章を書いて思考力を伸ばそう
■ 社会における活動
1. 1999/06~ 講演、カウンセリング、インタビュー等の音声の文字化
■ 資格・免許
1. 2010/03/25 図書館司書資格
2. 2010/03/25 博物館学芸員資格
■ 学内役職・委員
1. 2021/04/01~2022/03/31 国際交流教育センター 委員
2. 2022/04/01~ 国際連携企画 委員
■ 学内職務
1. 2022/04~ 学習支援センター ライティングヘルプデスク コーディネーター
2. 2022/04~ 国際連携企画委員会 委員
3. 2021/04~2022/03 国際交流教育センター委員
■ 教育、研究、社会貢献活動の方針
1. (1)教育活動の方針  学生が自分の頭で考え、答えを導き出すことを重視する。特に書く力を養成する授業では、自身の書きたいことを発見し、アイディアを整理し、必要な調査をし、文章化するプロセスを通して「自分への質問力」を学生が身につけることを目指す。答えに行き着くための「問い」と「問いの立て方」を、一緒に考えていく。
2. (2)研究活動の方針 研究活動は、日本語学とライティング支援の2つの分野で行っている。日本語学では、書き言葉において文字種が選択される際のメカニズムを考察している。また、ライティング支援においては、効果的な支援のあり方を追求している。いずれの研究成果も「書くことによる、より良いコミュニケーション」の実現につなげ、教育や社会貢献活動に最大限還元する方針である。
3. (3)社会貢献活動の方針  インターネットが普及した現代では、書き言葉によるコミュニケーションの重要性が増している。(2)の研究成果を社会に向けて発信することで、書き言葉の表現について一人ひとりが意識的になり、TPOに応じて運用して他者とより良い関係を構築するためのきっかけを提供する。また、ライティング支援に携わる研究者と方法論を共有することで、現代の大学生の「書く力」の底上げをはかる。
■ メールアドレス
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