(最終更新日:2024-04-18 14:45:10)
  サトウ タカユキ
  佐藤 貴之
   所属   追手門学院大学  文学部 人文学科
   追手門学院大学  大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻
   追手門学院大学  国際教養学部 国際日本学科
   職種   准教授
■ 一般向け情報
本と文芸
日本文学、近代文学、笑い
日本近現代文学における笑いの表現について、理論的・実証的両面から研究しています。主に1920年代から50年代にかけての小説・評論が研究対象です。
■ 学歴
1. 2012/04~2017/03 同志社大学 文学研究科 国文学科 博士後期課程修了 博士(国文学)
■ 職歴
1. 2015/04~2020/03 京都学園中学高等学校 国語科 非常勤講師
2. 2017/04~2021/03 同志社大学 文学部・グローバルコミュニケーション学部 嘱託講師
3. 2017/09~2019/03 梅花女子大学 非常勤講師
4. 2017/04~2020/03 京都橘大学 非常勤講師
5. 2020/04~2024/03 追手門学院大学 国際教養学部 国際日本学科 講師
6. 2020/04~ 関西学院大学 文学部 非常勤講師
7. 2021/04~2024/03 追手門学院大学 大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻 講師
8. 2022/04~2024/03 追手門学院大学 文学部 人文学科 講師
9. 2024/04~ 追手門学院大学 国際教養学部 国際日本学科 准教授
10. 2024/04~ 追手門学院大学 大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻 准教授
11. 2024/04~ 追手門学院大学 文学部 人文学科 准教授
■ 著書・論文歴
1. 論文  占領とユーモア小説:北町一郎のシンガポール現地小説を中心に (単著) 2022/09
2. 論文  「喜劇」の作者になること : 中村光夫「笑ひの喪失」と「風俗小説論」 (単著) 2020/12
3. 論文  裏返された「速力」:井伏鱒二「散文芸術と誤れる近代性」 (単著) 2019/03
4. 論文  条里を踏みしめる: 近代京都と坂口安吾 (単著) 2019/02
5. 論文  「からだ」を笑う/「からだ」が笑う:小島信夫の戦後初期小説 (単著) 2018/09
6. 論文  昭和文学における〈笑い〉の主題化:昭和初期から二〇年代、〈笑い〉の理論と実践の相互関係について (単著) 2017/03
7. 論文  「替歌」の可能性:井伏鱒二「谷間」論 (単著) 2016/05
8. 論文  笑われ続ける「道化」:坂口安吾「茶番に寄せて」と「勉強記」から (単著) 2014/09
9. 論文  昭和一〇年前後の「諷刺文学」と「ユーモア小説」:獅子文六の初期「諷刺小説」を焦点として (単著) 2012/12
10. その他 研究動向:獅子文六(岩田豊雄) (単著) 2023/09
11. その他 浦西和彦氏の大阪関係事典・総覧について:秋田実に寄せて (単著) 2020/03
12. その他 第30回坂口安吾研究会印象記 (単著) 2019/02
13. その他 翻刻:谷口和三郎「明治三十年和泉艦ニテ航海日記」 (代表編著) 2016/03
14. その他 研究展望:ユーモア小説 (単著) 2014/09
■ 所属学会
1. 2015/04~ 日本文学協会
2. 2013/10~ 坂口安吾研究会
3. 2013/04~ 昭和文学会
4. 2012/06~ 日本近代文学会
■ 社会における活動
1. 2023/08 井伏鱒二の初期代表作を読む(社会人向け講座)
2. 2022/09~2022/10 坂口安吾の作品を読む(社会人向け講座)
3. 2015/04 井伏鱒二の作品を読む(社会人向け講座)
■ 教育、研究、社会貢献活動の方針
1. (1)教育活動の方針:学生には自らの判断をもとに考え、行動できる主体性を身につけてほしい。ゆえに教員は、自己の知識を一方的に与える伝授者ではなく、学生自身の気づきを促すファシリテイターであるべきだと考える。また、学生には確かな基礎教養を習得した上で、それを道しるべとして、外部や他者に開かれた人間であってほしい。そのために日本文化・外国文化の学びを通じて、言語一般に対する鋭敏な意識を身につけてもらいたい。
2. (2)研究活動の方針:近現代文学の研究を通じて、社会において言葉がどのような効果や機能を持つのか解明することを目指している。単に文学史をなぞるのではなく、過去に発せられた言葉を取り上げ、現在の私たちにつながる様々な問題を認識する手立てを発見することが目標である。研究上で大切にしていることは、自身の研究テーマを軸としながら、最新の研究動向や成果をキャッチアップして常に更新していく姿勢を持つことである。
3. (3)社会貢献活動の方針:言葉が持っている可能性と危険性について、自身の専門研究をもとに、社会一般に伝えていくことを目指している。過去の歴史的な社会制度やメディア環境の中で、言葉が果たした役割についての研究成果を一般に還元することで、現代の言論状況を捉えるための多角的視点の提供に貢献しうる。そのためには専門領域に閉塞しない形で、一般に通じるメッセージの発信や、議論の場を設けることが大切だと考えている。