(最終更新日:2023-12-15 11:22:36)
  アラキ ヒロコ
  荒木 浩子
   所属   追手門学院大学  心理学部 心理学科
   職種   講師
■ 一般向け情報
研究ジャンル : メンタルヘルス
研究のキーワード : 臨床心理学 カウンセリング 学生相談
研究に関するコメント :人のこころの動き、特に動揺したときにそれをどのように体験するか、おさめていくかに、その人らしさが表れてくると考えています。学生相談に携わっていることもあり、思春期から青年期、成人期に向けての心理的課題に関心があります。また、“病”を抱えた方が、それとどのように対峙し生きておられるかについて、どう理解し、どのように援助していけばいいかについて考えを進めています。
■ 学歴
1. 1997/04~2001/03 京都大学 教育学部 卒業
2. 2001/04~2002/03 京都大学 教育学部 科目等履修
3. 2002/04~2004/03 京都大学大学院 教育学研究科 修士課程修了 修士(教育学)
4. 2004/04~2007/03 京都大学大学院 教育学研究科 博士課程
■ 職歴
1. 2007/04~ 追手門学院大学 心理学部 心理学科 講師
■ 著書・論文歴
1. 著書  プレイセラピー14の基本アプローチ (共著・編著(代表編著を除く)) 2011/08
2. 著書  ワークショップ 大学生活の心理学 (共著・編著(代表編著を除く)) 2009/03
3. 著書  プレイセラピー 関係性の営み (共著・編著(代表編著を除く)) 2007/06
4. 著書  箱庭療法の事例と展開 (共著・編著(代表編著を除く)) 2007/03
5. 論文  心理臨床家のPersonal Development からみたエンカウンター・グループとフォーカシング体験の意義  2022/12
6. 論文  学生相談に携わる者として学んだこと (単著) 2022/03/01
7. 論文  HIV陽性者に対する臨床心理学的援助の検討 模擬的カウンセリングを通して (共著・編著(代表編著を除く)) 2021/10/29
8. 論文  HIV陽性者へのカウンセリング効果の検証 (共著・編著(代表編著を除く)) 2021/03
9. 論文  心理臨床家としてのPersonal Development : PCAのセラピストに必要なトレーニングについて考える  2021/03
10. 論文  眠れないと訴えるクライエントとのワンセッション―自分と向き合い感覚をつかむプロセス― (単著) 2021/01
11. 論文  HIV陽性者に対する心理カウンセリングでの課題に関する研究 (共著・編著(代表編著を除く)) 2020/11/23
12. 論文  こころのおさめ方についての一研究-感情体験をおさめるイメージから- (単著) 2020/03/01
13. 論文  心に「おさめる」作業の研究についての検討 (単著) 2012/03
14. 論文  関係性のなかで生き抜くこと (単著) 2012/02
15. 論文  怒り体験のおさめ方-箱庭表現からの一考察- (単著) 2010/03
16. 論文  発達障害のもたらす体験世界 ―『隙間』についての一考察― (単著) 2009/03
17. 論文  「守る」ということをめぐって (単著) 2008/03
18. 論文  攻撃性と自我のあり方の関連
-ロールシャッハ・テスト事例からの一考察- (単著) 2008/03
19. 論文  言葉、軸から生まれてくるもの (単著) 2007/03
20. 論文  攻撃性の抑制と自我の強さの関連についての一考察 (単著) 2007/03
21. 論文  こころに響くとは (単著) 2006/03
22. 論文  「こころのおさめ方」についての一研究 (単著) 2004/01
23. その他 2022年度 学生相談室活動報告書 (単著) 2023/12
24. その他 2021年度 学生相談室活動報告書 (単著) 2022/12
25. その他 2020年度学生相談室 活動報告書 (単著) 2021/12
26. その他 2019年度学生相談室活動報告書 (単著) 2020/12
■ 現在の専門分野
心理臨床学, 臨床心理学 
■ 所属学会
1. 2004~ 箱庭療法学会
2. 2003~ 日本心理臨床学会
■ 学会発表
1. 2023/09/01 死から老いを生きることへと変容したHIV陽性者とのカウンセリング(日本心理臨床学会第42回大会)
2. 2022/10/16 HIV陽性者の理解に関わる表現の多層性 -描画を中心とした多面的指標を手掛かりに-(日本箱庭療法学会第35回大会発表)
3. 2021/09/03 HIV陽性者に対する心理カウンセリングの及ぼす効果について(日本心理臨床学会第40回大会)
4. 2020/11/23 HIV陽性者に対する心理カウンセリングでの課題に関する研究(日本心理臨床学会第39回大会)
5. 2019/06/07 HIV陽性者に対するカウンセリング効果の実証的研究―薬物依存症男性の事例を通して(日本心理臨床学会第38回大会)
6. 2018/12/02 HIV陽性者に対するカウンセリング効果の実証的研究―薬物依存症男性の事例を通して(日本エイズ学会第32回学術集会・総会)
7. 2018/08/30 HIV陽性者に対するカウンセリング効果の実証的研究(日本心理臨床学会第37回大会)
8. 2014/10/05 自分の感覚を明確化された20代女性との面接過程(日本箱庭療法学会 第28回大会)
9. 2008/10/25 箱庭での「自分」の表現について―「怒り」のイメージを通して―(日本箱庭療法学会 第22回大会)
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2006/04~2007/03  「魅力ある大学院教育」イニシアティブ『糖尿病者の「生きる」ことの心理臨床的理解の試み』  
■ 社会における活動
1. 2012/09~2012/10 茨木市子ども育成部学童保育課学童指導員研修講師
2. 2011/10~2011/10 糖尿病療養指導師研修会 ファシリテーター
■ 教育、研究、社会貢献活動の方針
1. (1)教育活動・研究活動の方針: 時代の流れや災害など、大きな変化の中でも、様々な情報から自分で思考し納得できる選択ができ、また利己的にならず全体を見る視点は、知識や思考力だけでなく、心の成長も不可欠である。それによってグローバル社会の一員となれると考える。青年期はそのための成長に非常な重要であり、高等教育での知識や思考とまた身近な体験を、どのように自分の統合し定位させるかを、人のこころの内面を深くみる心理臨床学をベースとした学生相談を通して、学生の成長・教育に貢献できると考える。
2. (2)研究活動の方針:時代が変わり、文化も変遷していく中で、ひとの心の在り方も変わっていく。一方で、人間社会の中で生きていくうえで変わらない部分もある。困難とぶつかったときにそれをどのように受け入れ、乗り越えていくのか、自分の心とどのように向き合っていくのか、という心理臨床学的なアプローチによって研究を行う。個に深く寄り添うことで人の心の深い普遍的な部分が見えてくる。それを量的にも質的にも明かにする心理学的な手法で研究する。
3. (3)社会活動の方針:研究活動の中で、また心理臨床実践を通して、人が自分の心と向き合いより健康に過ごせるよう支援する。心理臨床実践の中で発見された有用な視点やテーマを明かにし、関係領域でのカンファレンスや学会発表、報告書作成などで社会に還元するように努める。