ウニ ヒロユキ
宇仁 宏幸 所属 追手門学院大学 経済学部 経済学科 追手門学院大学 大学院 経営・経済研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2020/09/11 |
発表テーマ | J. R. コモンズの適正価値論の射程 |
会議名 | 科研費基盤研究(C)18K01530研究会 |
主催者 | 研究代表者宇仁宏幸 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 追手門学院大学(Zoomによるオンライン) |
概要 | 『適正価値』というタイトルをもつ草稿(1927-29年)のうち、『制度経済学』(1934年)の第10章「適正価値」に利用されたのは、「VIII. Scarcity, Abundance, Stabilization」だけであり、草稿の第13章「適正さ」の多くは、『制度経済学』の第8章「効率性と希少性」の一部として利用されている。『制度経済学』の第10章「適正価値」の大部分は草稿には存在せず、1929~34年の間に新たに追加されたものである。つまり、1929~34年の間に、コモンズは、この書物の最も重要に主題である適正価値に関する説明を大幅に改稿したことになる。本報告では、この適正価値論の改稿は、どのような意味を持つのか(内容の変更なのか、それとも単なる説明方法の変更なのか、を含めて)、また、改稿の契機となったのは何であるのかについて、考察する。 |