カワグチ ジュン
川口 潤 所属 追手門学院大学 心理学部 心理学科 追手門学院大学 大学院 心理学研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2012 |
発表テーマ | 形態情報の相違が視覚的統計学習に及ぼす影響 |
会議名 | 日本認知心理学会 |
主催者 | 日本認知心理学会発表論文集 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
発表者・共同発表者 | 西山 めぐみ,大塚 幸生,川口 潤 |
概要 | 近年の統計学習(statistical learning)に関する研究により,視覚刺激の呈示順序の規則性が顕在的に意識されることなく学習されることが明らかになっている(e.g., Brady&Oliva, 2008)。本研究では,学習―テスト間におけるオブジェクトの形態的特徴の相違が視覚的統計学習の成績に及ぼす影響について検討を行った。実験は,規則性を含む刺激列を観察する学習フェイズ(偶発学習)と,学習フェイズに基づき熟知性を判断するテストフェイズから構成された。テストフェイズでは,オブジェクトの形態的特徴が操作された。実験の結果,学習―テスト間で形態的特徴が同一である条件と同様に,異なる場合にも視覚的統計学習が成立することが明らかになった。これは,視覚的統計学習の柔軟性を示すものであり,視覚的統計学習が日常生活における様々な認知的処理に寄与している可能性を示唆している。 |
researchmap用URL | https://ci.nii.ac.jp/naid/130005456319#article |