ニシオ ノブアキ
  西尾 宣明
   所属   追手門学院大学  文学部 人文学科
   追手門学院大学  国際教養学部 国際日本学科
   追手門学院大学  大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻
   職種   教授
発表年月日 1990/05/19
発表テーマ 志賀直哉『和解』論
会議名 日本文芸学会 第27回総大会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 立命館大学
概要 現在における『和解』研究の問題点を明確化しながら,作品の内実を分析した。大正期の同時代批評から、戦後期を経て現在に至る『和解』研究の、歴史と水準を、まず整理した。その後、この作品の基本的構造としてメタ的特質に指摘し,そこより中期志賀文芸に見られる創作意識について考察した。そして、この小説を、中期における志賀の創作意識が顕在化した作品であると位置づけた。父子和解の物語という,従来の定説に対し,別の視点からの解釈を試みた発表である。