ニシオ ノブアキ
  西尾 宣明
   所属   追手門学院大学  文学部 人文学科
   追手門学院大学  国際教養学部 国際日本学科
   追手門学院大学  大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻
   職種   教授
発表年月日 1984/05/27
発表テーマ 島尾『死の棘』論
会議名 日本文芸学会 第21回総大会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 関西学院大学
概要 島尾敏雄の代表的作品である『死の棘』の作品論的研究を発表した。まず,登場人物に視点を定め,その人物造形の特質を考えた。人物とは「夫」「妻」「子供」であり、その造形された特質について考察を試みた。次に先行作品との関連性に言及し,たとえば「夢」や「特攻隊体験」を素材とする作品との異質性を整理した。さらに、それらを踏まえ、『死の棘』が作品としてもつ独自性について考察した。特に主人公である「私」の世界観,その人間的特質等については詳細に分析を試みた。