ナガノ コウジ
  永野 浩二
   所属   追手門学院大学  心理学部 心理学科
   追手門学院大学  大学院 心理学研究科
   職種   教授
発表年月日 2023/09/23
発表テーマ EXP スケールの段階に関連する音声情報の研究ー文献からの検討とアクションリサーチによる仮説生成ー
会議名 日本人間心理学会第42大会
主催者 日本人間心理学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 福井AOSSA
開催期間 2023/09/22~2023/09/24
発表者・共同発表者 福盛英明・青木 剛・森川・竹田 悦子・平野 智子
概要 Kleinらによって開発されたカウンセリング場面の評定尺度であるEXPスケールは、クライエントの話の内容でなく「話し方」に注目し、話者が内的体験を感じ吟味しているかについて、訓練された評定者が録音・録画されたデータと逐語記録を参照し、評定基準に沿って評定するものである。これまでのEXPスケール研究において音声的特徴に着目して検討した研究はない。本研究ではパイロットスタディとして、Klainら(1969)の文献の分析と評定経験者によるアクションリサーチにおいて話者のEXPの各段階での音声的特徴を収集し、仮説生成を行った。結果、評定者は逐語録を手がかりにしつつ、沈黙、速さ、息がまじる声など音声的情報を活用しつつ、話し手に追体験をして評定していることが明らかになった。