シンドウ マサヒロ
真銅 正宏 所属 追手門学院大学 学長 職種 学長 |
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発表年月日 | 2005/11 |
発表テーマ | 卍の時代・卍の場所(シンポジウム「〈文学〉はいかに精読しうるか?-『卍』への接近/『卍』からの発信-」) |
会議名 | 日本近代文学会関西支部秋季大会 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 奈良女子大学 |
概要 | 「卍」が発表された昭和三年から昭和五年にかけての時期は、舞台となった関西において、総合大阪都市計画の策定に象徴されるように、新しい動きが見られた時期であった。当時の大阪における、「卍」に登場する地名の磁場と、物語を急展開させる、新聞のゴシップ記事の存在を手がかりに、このような特定の階層の人々と、そのゴシップの通用する範囲の地域性、およびモダニズムの時代相とを結ぶものとして、新聞および言説を位置づけ、そこから、その興味を文学性に反転させるこの作品の仕組みについて考察した。 |