シンドウ  マサヒロ
  真銅 正宏
   所属   追手門学院大学  学長
   職種   学長
発表年月日 1991/10
発表テーマ 荷風における言文一致の問題―明治三十年代前半の文体―
会議名 阪神近代文学研究会第一回研究会合
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 甲南大学
概要 永井荷風は、その文学的出発期である、明治30年代前半において、口語体と文語体との双方を使用して小説を書いている。文学史においては、いわゆる言文一致体の出発として、明治20年前後を想定しているが、事実は明治30年代に入っても、口語体と文語体とは相拮抗する力を有していたものと考えられる。荷風の出発期における文体の揺れを検証することにより、明治30年代前半の小説文体について再考する。