イシモリ マサノリ
石盛 真徳 所属 追手門学院大学 経営学部 経営学科 追手門学院大学 大学院 経営・経済研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2023/12/02 |
発表テーマ | 世界自然遺産白神山地のユニバーサルツーリズム |
会議名 | 日本生涯スポーツ学会第25回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 鹿屋体育大学 |
開催期間 | 2023/12/02~2023/12/03 |
発表者・共同発表者 | 西尾建・石盛真徳 |
概要 | 白神山地におけるユニバーサルツーリズム対応について世界遺産センター専門員へインタビューを実施し、情報を得たうえで現地に赴き、対応状況の確認を行った。白神山地の世界遺産地域は青森県と一部秋田県にもまたがっているが、生態系が評価され世界遺産に登録されているため、核心地域へは入山許可が必要で、外周部の緩衝地域のみツーリストが許可なしで訪問可能となっている。そこで世界遺産地域には該当しないが、類似の生態系を有し、アウトドア観光地として、多くのツーリストを集客している近隣地域も考察の対象とした。緩衝地域にあるANMONのビジターセンターはバリアフリー仕様であったが、車椅子利用者等の散策道への立ち入りは難しい状況であった。世界遺産地域に該当しない白神十二湖では、ブナ自然林の入り口まで立ち入り可能であり、教育旅行や高齢者団体の利用が容易な状況であった。外国語対応についてはガイドが少なく地域で格差があった。世界遺産センターでは、コロナ禍でツーリストが減少した時期からアウトドア観光のステークホルダーに取材した雑誌を発行しているが、今後はそこでユニバーサル対応の問題についても取り上げたいとのことであった。 生態系を重視するアウトドア観光ではインフラ整備が難しいのでソフト面での対応とステークホルダー間での効率的な情報提供が重要になってくるといえる。 |