イシモリ マサノリ
石盛 真徳 所属 追手門学院大学 経営学部 経営学科 追手門学院大学 大学院 経営・経済研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2023/07/22 |
発表テーマ | ユニバーサルアウトドア観光のため のウォーキングトラックのグレーディング:日本・オーストラリア・ニュージーランドの比較 |
会議名 | 日本スポーツ産業学会第32回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 山梨県甲府市 |
開催期間 | 2023/07/22~2023/07/23 |
発表者・共同発表者 | 石盛真徳 |
概要 | 日本の場合のグレーディングは、ウォーキングトラックというよりも登山道に対する評価であり、山岳遭難の防止という目的には合致しているが、ウォーキングトラック全般をカバーしたグレーディングとはなっていない。それに対して、オーストラリアとニュージーランドともに最も簡易なレベルは、車椅子利用者でも、介助者がいれば適している難易度のトラックとなっており、より幅広いトラックが対象とされている。また利用者にとって、ウェブサイトで、利用を希望するトラックの難易度等を指定して検索できる形での情報提供は利便性が高く、有効な情報入手の手段となっている。ただし、オーストラリアとニュージーランドのグレーディングがユニバーサルなアウトドア観光実現に十分なレベルに達しているかというと、必ずしもそうではないと考えられる。幅広いウォーキングトラックのグレーディングがまだ未整備である日本では、むしろ長野県の富士見高原リゾート等で進められている、バリアがあってもこれを楽しみながら解決できる環境づくりであるユニバーサルフィールドの視点も導入した、より進んだウォーキングトラックのグレーディングを採用し、普及させていくことが重要であろう。 |