フジワラ ナオキ
藤原 直樹 所属 追手門学院大学 地域創造学部 地域創造学科 追手門学院大学 大学院 経営・経済研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2022/03/19 |
発表テーマ | 地方都市における留学生の起業環境整備政策の現状と課題 |
会議名 | 国際公共経済学会 第10回春季大会 |
主催者 | 国際公共経済学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | オンライン(事務局:岡山県立大学) |
発表者・共同発表者 | 藤原直樹 |
概要 | 留学生が人口あたり日本一となった別府市を対象に、自治体や政策実施機関、そこで起業準備を進める留学生を中心に聞き取り調査を実施した。研究結果として、留学生起業支援政策について国は在留ビザの規制緩和のような特定の場所を対象としない政策を実施することに対し、自治体は起業準備者の能力向上やネットワーク化などの土地密着型政策を採用する。別府地域における留学生起業支援政策は、大分県知事のリーダーシップのもと県を挙げての起業促進による地域活性化をめざすなかで取り組まれており、国籍や性別に限定しない一般的な起業支援政策の補完的な取り組みになる。その内容は知識獲得、ネットワーキング、個別相談による問題解決、資金獲得の支援と一時的なオフィス提供からなる。特に起業準備のためのオフィス提供は留学生起業準備者と支援施設のアドバイザー、そして同じように起業準備する留学生同士の日常的な交流の機会を創出しており、起業という難易度の高い取り組みを行う留学生の精神的な支えになるとともに、起業のノウハウを効率的に集団学習する場として機能していることを示した。 |