ナガオカ チカ
長岡 千賀 所属 追手門学院大学 経営学部 経営学科 追手門学院大学 大学院 経営・経済研究科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2019/11/15 |
発表テーマ | 心理臨床の対話における非言語コミュニケーション:映像解析による検討 |
会議名 | 第2回日本心身医学関連学会合同集会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(招待・特別) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 大阪 |
発表者・共同発表者 | 長岡千賀 |
概要 | 心理カウンセリングの対話におけるクライエントとセラピストの関わりを、非言語コミュニケーションの観点から理解しようとする試みを、心理臨床の実践家との共同で行ってきた。プロのカウンセラーとクライエント役の模擬カウンセリングを録画し、その対話で生起するさまざまな非言語行動を定量的に分析してきた。本稿では特に、身体動作の同調性(身体動作が相互作用者間で同期する現象)を切り口とした検討を紹介する。身体動作の同調性は、生後まもなくから観察される反応であり、また相互作用者間の協調関係と関連することが、これまでの研究から示されている。
分析した事例は、まず、プロのカウンセラーとクライエント役の対話4事例、そのうち2事例は、心理面接として高く評価されたが(高評価群)、あとの2事例は高い評価が得られなかった(低評価群)。加えて、高校教諭と高評価群のクライエント役の悩み相談の対話2事例も分析対象とした。これら6事例を撮影した映像を解析して、身体動作の大きさの時系列的変化を測定し、2者間の同調性の程度、およびその同期がどちらが他方より先に動くことによって生じているかの時間的関係を検討した。 |