ハヤシ ユウキ
林 勇樹 所属 追手門学院大学 社会学部 社会学科 追手門学院大学 大学院 現代社会文化研究科 現代社会学専攻 職種 講師 |
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発表年月日 | 2021/10/24 |
発表テーマ | LINEを用いた競技データ即時フィードバックシステムの開発 |
会議名 | 日本水泳・水中運動学会 2021年次大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | オンライン(主管:大阪体育大学) |
開催期間 | 2021/10/23~2021/10/24 |
発表者・共同発表者 | ◎林勇樹(追手門学院大学)
髙橋 篤史(朝日大学) 立正伸(奈良教育大学) 松井健(追手門学院大学) |
概要 | 競泳選手が競技会を通じて効果的に競技力向上を図るためには,予選から決勝,当日から翌日,今大会から次大会のレースへと,限られた時間の中で取り組むべき課題を明確にした状態でレースに望むことが重要であると考えられる.本研究では,「鉄を熱いうちに打ってもらう」ために,1) レース終了後すみやかに選手・コーチへ競技データを提供すること,2) 提供速度だけでなく,時間・場所(時空間)の制約を受けずに競技会出場者全員に対してひとしくデータが提供できる基盤を構築すること,3) レース映像だけでなくレース分析も含めた「競技データ」をフィードバックすること の3点を目的とした.特に,10代・20代の利用率が9割を超えるLINEをフィードバック手法としてシステムに組み込んだことにより,時空間の制約なく,対象選手へダイレクトに競技データをフィードバックできるようになった点が重要な成果である.2019年から2年間(5大会)の運用でシステム利用者数が順調に増加していることから,開発されたシステムは現場で有効に活用されていると考えられる.一方,出場選手カバー率の指標は従来手法ほど高くない結果となり,競技会出場者全員へのデータ提供にはまだ課題が残る結果となった.今後,運用で得られた利用者からの意見を組み込みながら,出場選手カバー率を向上させることを目的にシステムの改善に取り組んでいく. |