ババ タカノブ   BABA TAKANOBU
  馬場 天信
   所属   追手門学院大学  心理学部 心理学科
   追手門学院大学  大学院 心理学研究科
   職種   教授
発表年月日 2017/06/24
発表テーマ 乳幼児感情表出写真に対するアレキシサイミア傾向者の表情認知特徴 ―感情語強制選択と刺激布置からの比較検討―
会議名 感情心理学研究, 25,17.
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 単独
開催地名 京都(同志社大学)
発表者・共同発表者 馬場天信
概要 大学生を対象にスクリーニング尺度としてTAS-20を用いてアレキシサイミア傾向を測定し、30枚の乳幼児感情表出写真に対する感情語選択、及び誘因価次元、覚醒次元、接近次元の評定を行わせた分析結果を発表した。分析の結果、接近次元(回避-接近)においては快刺激に対して自分に対して接近を求めていると認識しない傾向が認められ、刺激全体に対する接近次元の得点では有意に低かった。感情語の強制選択では、不快表情刺激の幾つかにおいて「嫌悪」「怒り」の選択率がNon-Alex群よりも高いという特徴を示していた。全体として、接近次元に対する主観的評価を除けば顕著な反応特徴の違いは認められず、強制選択による感情語の選択率についても刺激特異的に選択率の違いが認められるだけであった。すなわち、乳幼児の表情認知における快-不快、覚醒-睡眠という主観的評価、また強制選択という形での感情ラベリングには顕著な違いは認められなかった。