フクイチ アヤノ   Ayano Fukuichi
  福市 彩乃
   所属   追手門学院大学  心理学部 心理学科
   職種   特任助教
発表年月日 2021
発表テーマ 前傾および後傾姿勢が自身の気分と注意に与える影響
会議名 日本心理学会第85回大会
主催者 公益社団法人 日本心理学会
発表形式 その他
開催期間 2021~2021
発表者・共同発表者 澤井 建人,福市 彩乃,菅村 玄二
概要 姿勢が気分に与える影響は知られているが,姿勢が注意に与える影響は十分な検討がされていない。本研究では前傾と後傾姿勢を教示し,対象者の大学生(N=75)を前傾群(n=41),後傾群(n =34)に分けて実験した。前傾は「背筋を伸ばして机の方に傾けた」座位姿勢で,後傾は「椅子に浅めに座って,背もたれにもたれかかった」座位姿勢であった。気分評価は姿勢教示前後で「無気力な-意欲的な」など11個の形容詞対を用いた。注意課題にはSCAN課題,疑似クレペリン課題を用いた。その結果,前傾・後傾姿勢をとることで「注意していない-注意している」など8個の形容詞対で気分の変化が有意に生じた(ps<.046)。SCAN課題,疑似クレペリン課題では有意差はみられなかった。教示による意図的な前傾姿勢はポジティブな気分を促進し,後傾姿勢はネガティブな気分を促進することが示唆された。一方,姿勢が注意に影響するという証拠は得られなかった。本研究は大教室での集団実験であったことから,環境が十分に統制されていたとは言えず,今後,実験室での個別実験など,より統制された環境で実験を行うことが望まれる。