シバタ タカフミ
SHIBATA TAKAFUMI
柴田 尭史 所属 追手門学院大学 法学部 法律学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2022/07 |
発表テーマ | アムリ調査委員会事件 |
会議名 | ドイツ憲法判例研究会 |
主催者 | ドイツ憲法判例研究会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | オンライン(慶応義塾大学) |
概要 | 連邦憲法裁判所のアムリ調査委員会事件判決について、ドイツ憲法判例研究会での報告を下にまとめたものである。ベルリンで起きたテロ事件をめぐって、情報機関である連邦憲法擁護庁によるテロの主犯の内偵の状況・態様について、ドイツ連邦議会に調査委員会が設置された。調査委員会は、連邦政府と同庁に、同庁の職員の証人喚問を求めたが、拒否された。この拒否がドイツ連邦議会の調査権の侵害であり、憲法違反であるとして提起されたが、連邦憲法裁判所は、「国家の安寧」を根拠として、この拒否を正当なものとして憲法違反ではないと判断した。この判決について、従来の判例を引用する連邦憲法裁判所の審査手法を批判的に検討し、反対意見でも明示されている個別衡量の可能性を指摘した。同じタイトルで後日、自治研究に公表した。 |