シバタ タカフミ
SHIBATA TAKAFUMI
柴田 尭史 所属 追手門学院大学 法学部 法律学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2019/07 |
発表テーマ | 調査委員会へのNSAのセレクター・リストの連邦政府による提出拒否 |
会議名 | ドイツ憲法判例研究会 |
主催者 | ドイツ憲法判例研究会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 慶応義塾大学 |
概要 | エドワード・スノーデンによるアメリカの諜報活動の暴露に端を発して、ドイツ連邦議会は、アメリカの国家安全保障局のドイツ国内での活動、およびドイツ連邦情報局との協働についての調査委員会を設置した。調査委員会は連邦政府にNSAから提供されたセレクター・リストの提出を求めたが、連邦政府が拒否したため委員が連邦憲法裁判所に提訴した。同裁判所は、提出拒否を合憲と判断した。従来同裁判所が形成してきた調査委員会の権限の限界の中からとくに本件で問題となった「権力分立」と「国家の安寧」に対象を絞り、本決定の問題点をしてきた。また、時代や文脈を無視する同裁判所の先例引用による手法を批判した。同じタイトルで『自治研究』に後日公表した。 |