ナガオカ チカ
長岡 千賀 所属 追手門学院大学 経営学部 経営学科 追手門学院大学 大学院 経営・経済研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2016/07/16 |
発表テーマ | 発達障害について如何に啓発するか |
会議名 | 関西社会心理学研究会(KSP) 435th |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 大阪 |
発表者・共同発表者 | 長岡千賀 |
概要 | 人が他者を理解したり印象を形成したりするとき,通常認知的経済性を優先させてより単純な処理を行う.しかし,他者への関心が強いときには,期待に合わない情報により注目するなど,より個別的な情報を手がかりとして,より複雑で正しい認知をしようとする.このような対人認知の観点から,発達障害についての(一般向け)啓発資料の作成指針について考察することが本研究の目的である.
発達障害について啓発する際,説明の仕方や文言の用い方によって,発達障害児/者に関する初学者の態度は異なる.長岡(2014)は,異なる3つの地方自治体によって作成された発達障害の啓発リーフレットを刺激とした実験を行った.結果,説明の内容は同一であっても,微細な表現方法が違うことによって,発達障害児/者との関わりについての読み手の認知が異なることを示唆する結果を得た.しかしながら,現在さまざまな組織や団体によって啓発資料が作成されているものの,表現手法に関わる指針は整理されていない状態である. 本発表では,資料上のいかなる表現が読み手の態度に影響するかについて特定を進めることを目的として行なった検討を報告する. |