シバタ タカフミ
SHIBATA TAKAFUMI
柴田 尭史 所属 追手門学院大学 法学部 法律学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2017/09 |
発表テーマ | 判例評釈:福岡高等裁判所宮崎支部平成29年3月30日決定[平成29年(ラ)第4号 文書提出命令に対する即時抗告事件] |
会議名 | 甲南判例研究会 |
主催者 | 甲南判例研究会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 甲南大学 |
概要 | 警察官の制圧行為で息子が死亡した両親は、県に対して起こした国家賠償訴訟の証拠として、警察官に対する刑事訴訟のために検察が保管していたテレビ番組のデモテープの提出を求めた。この訴訟の即時抗告事件をについて報告した。本決定は、第1審を破棄し、提出を認めない判断をした。その際、死亡した息子、警察官、周囲で見ていた自分のプライバシー、および警察の協力を得て取材していたテレビ局を重視する判断をしていることの問題点を検討した。また、裁判所へのテレビ番組のマスターテープの提出が問題となった博多駅事件の利益考慮の枠組みを本決定が用いたことについても批判した。 |