シンドウ  マサヒロ
  真銅 正宏
   所属   追手門学院大学  学長
   職種   学長
発表年月日 1991/06
発表テーマ 永井荷風の出発期における漢学の影響―明治前期の漢語文化の消長を背景に―
会議名 日本近代文学会関西支部秋季大会
学会区分 地方学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 関西大学
概要 永井荷風は明治12年生まれであり、父と、母方の祖父とが漢詩人であったこともあって、江戸期以来の漢語文化の影響下にもありながら、しかし世代的には、その影響が薄れ行く時代にも属していたので、彼自身の文体には、明治初期の日本の漢語文化全体の盛衰双方の影響が窺える。荷風の出発期における文体の揺れと、明治初期の日本における漢語文化全体の動きとを関連付けながら、荷風の出発期の模様を再現することを試みた。