マツモト ナオキ
MATSUMOTO NAOKI
松本 直樹 所属 追手門学院大学 経済学部 経済学科 追手門学院大学 大学院 経営・経済研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/05 |
形態種別 | WP(ワーキング・ペーパー) |
標題 | 量的緩和政策とポートフォリオ・バランス効果 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Otemon Gakuin University Faculty of Economics Working Paper |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | No.2017-1 |
概要 | 小論の目的は、リスク・プレミアムを含む金利平価条件によって為替レートが決定されることを前提に、輸入原材料を明示した開放マクロ経済モデルを構築し、量的緩和政策の有効性について理論的に検討することである。分析の結果、ポートフォリオ・バランス効果を考慮すれば、量的緩和政策によって貨幣量を増加させると、外国為替市場介入がなくても、また利子率が変化しなくても、為替レートの上昇(円安)が生じて物価は上昇することが明らかとなった。2013年4月に導入された量的・質的金融緩和が効果を発揮していないとすれば、その原因は消費税の増税と原油価格の下落である。 |