ジョウノ ミツル
城野 充 所属 追手門学院大学 文学部 人文学科 追手門学院大学 大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/02 |
形態種別 | 紀要(First author) |
標題 | キモノへの《まなざし》の誕生ー近代的身体の形成と「不便」の発見 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 追手門学院大学国際教養学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 追手門学院大学国際教養学部 |
巻・号・頁 | (12),59-70頁 |
著者・共著者 | 城野充 |
概要 | "明治維新政府は、欧米列強に日本は「文明国」であることを示すために、文官にスーツの着用を義務づけた。この「スーツ=文明的」という位置づけによって、キモノの位置が確定した。以降、キモノには「不便」「不合理」という《まなざし》が注がれてきたのである。
ここで果たした学校での体操の役割は大きい。軍事的、産業的身体をつくるための「新しい身体運動」によって、キモノの「不便」が「発見」されていくことになったからである。こうして身体感覚として「不便」が発見されていくことで、やがてキモノは日常の場から姿を消していくことになったのである。 |