アララギ ユキコ
  蘭 由岐子
   所属   追手門学院大学  社会学部 社会学科
   追手門学院大学  大学院 現代社会文化研究科 現代社会学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/04
形態種別 その他
標題 医師はなにをどう語ったか─M医師の語りを中心として
執筆形態 単著
掲載誌名 輸入血液製剤によるHIV感染問題調査研究─第二次報告書
出版社・発行元 輸入血液製剤によるHIV感染問題調査研究委員会
巻・号・頁 81-105頁
概要 本報告書は、前回の第一次報告書に対
する医師たちの批判をも考慮に入れ、その事態をも社会学的考察の対象とするリフレクシブ・エスノグラフィーをめざした報告書である。担当部分は、M医師の聞き取りを、我々聞き手の質問を翻す返答を手掛かりに分析したものである。そこでは、血友病の表層的なとらえ方が否定され、血液製剤のHIV混入の危険性認知の有りよう、医師とHIV感染血友病患者との関係における葛藤状況などが語られ、輸入血液製剤によるHIV感染問題の従来とは異なる側面を明らかにした。