アララギ ユキコ
  蘭 由岐子
   所属   追手門学院大学  社会学部 社会学科
   追手門学院大学  大学院 現代社会文化研究科 現代社会学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/03
形態種別 論文
標題 死を随伴する〈生〉を生きる
執筆形態 単著
掲載誌名 「生きなおす」ということ―患者・家族調査研究委員会報告書
出版社・発行元 ネットワーク《医療と人権》
巻・号・頁 133-150頁
概要 血友病者でHIV感染したひとたちへのインタビュー調査から、彼らの「死」への態度について考察した。一般に、HIV/AIDSは「死」に至る病いと思われてきたが、血友病者たちにとっては、むしろ、原疾患である血友病の方が/も「死」に直結する病いであった。つまり、彼らはつねに「死」を随伴する「生」を生きる存在であったのである。本稿では、死んでしまった多くの病友たちへの思いとともに、いまある「生」を積極的に生きている姿を記述した。