ニシオ ノブアキ
  西尾 宣明
   所属   追手門学院大学  文学部 人文学科
   追手門学院大学  国際教養学部 国際日本学科
   追手門学院大学  大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1993/11/10
形態種別 国内学術誌(その他)
標題 島尾敏雄『夢の中での日常』一面 -「私」の意識と身体の問題-
執筆形態 単著
掲載誌名 日本文藝研究
出版社・発行元 関西学院大学日本文学会
巻・号・頁 45(3),46-58頁
総ページ数 58
概要 『夢の中での日常』は,島尾文芸の方法的確立を示す小説であると意義づけられる。だが,この作品にはそれ以外にも多様な側面が認められる。そうした要素として,語り手と現実との関係性,身体性の問題を考察し,自己意識と身体の問題が,その文芸形成に関与していることを指摘した。そして,この作品に多用される、たとえば「胸」「腹」などの身体語彙を整理した。さらに,それらの身体語彙の表現論的効果と、語り手「私」の意識との関係性を分析した論考である。