ニシオ ノブアキ
  西尾 宣明
   所属   追手門学院大学  文学部 人文学科
   追手門学院大学  国際教養学部 国際日本学科
   追手門学院大学  大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1990/06/15
形態種別 国内学術誌(その他)
標題 島尾敏雄文芸・昭和20年代前半期の考察 -「彷徨」の意味と意義-
執筆形態 単著
掲載誌名 人文論究
掲載区分国内
出版社・発行元 関西学院大学人文学会
巻・号・頁 40(1),58-72頁
総ページ数 204
概要 島尾敏雄の昭和二十年代の作品の中から,「彷徨」を素材とする『単独旅行者』『勾配のあるラビリンス』の二作品をとりあげ,その本質と作品の位置づけを試みた。この二作品の表現特質と意味内容を分析し、さらに作品構造の特殊性を考察した。そして、その結果から、その本質を戦後的退廃精神の顕現と意味づけ,さらにこの素材が作品系列から、島尾によって徐々に除かれていくことの意義を,島尾文芸における倫理性の自覚化の過程と意義づけた。