ニシオ ノブアキ
西尾 宣明 所属 追手門学院大学 文学部 人文学科 追手門学院大学 国際教養学部 国際日本学科 追手門学院大学 大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻 職種 教授 |
|
発行・発表の年月 | 1998/08/01 |
形態種別 | 国内学術誌(その他) |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 小説家の小説,そして反都市小説 -『死の棘』論への二つの視点- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | ユリイカ 詩と批評 |
出版社・発行元 | 青土社 |
巻・号・頁 | 30(10),132-139頁 |
総ページ数 | 293 |
概要 | 「ユリイカ」島尾敏雄特集の一編である。『死の棘』研究史における従来の考え方を概括した上で,この作品を「夫」と「妻」との物語という視点からではなく,一つはメタ構造の濃厚な表現体として,またいま一つは,日本文化論的視点から解釈した論考である。前者は、『死の棘』のメタ・フィクション性つまり「小説家小説」という特質の指摘である。後者は、作家の内面に形成される「ヤポネシア」構想と『死の棘』に見られる反都市意識との関連性等を指摘である。これら二点の作品への新たな読解の視点を提示した論考である。 |