ニシオ ノブアキ
西尾 宣明 所属 追手門学院大学 文学部 人文学科 追手門学院大学 国際教養学部 国際日本学科 追手門学院大学 大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/03/12 |
形態種別 | 国内学会誌(その他) |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 〈敗戦〉と知識人 -横光利一『夜の靴』をめぐる覚書ー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 横光利一研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (5),34-47頁 |
概要 | 「特集 横光利一と〈戦争〉」に関する論文の1篇として掲載された論文である。横光の戦中期の言説を整理しつつ、それとの連続性の上に横光の敗戦日記とも言うべき『夜の靴』を読み解いた論考である。そして、同時期に執筆された高見順や山田風太郎の「敗戦日記」とそれとを比較し、『夜の靴』の特色を、戦後性の遮断や語りの重層性に求めた。従来、『夜の靴』は、戦後への横光の新たな対応を示す作品として読解されてきたが、本論では、むしろ戦中との連続性の上に、知識人の〈敗戦〉体験の意味を普遍的に示す作品として『夜の靴』に対する読解の視点を提示した。そして、そのことが横光文学に新たな意義を見いだせるだけではなく、戦後文学全体を見直す視座となりうることの可能性を論じた。 |