ニシオ ノブアキ
西尾 宣明 所属 追手門学院大学 文学部 人文学科 追手門学院大学 国際教養学部 国際日本学科 追手門学院大学 大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/05/31 |
形態種別 | 国内学会誌(その他) |
査読 | 査読あり |
標題 | 庄野潤三小説における初期「夫婦小説」の特質と意義 -『流木』『プールサイド小景』への展開を視座としてー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 阪神近代文学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (16),64-75頁 |
概要 | 庄野潤三の第一創作集『愛撫』に収載されているその初期「夫婦小説」四作品を対象に、それらの特質を考察し、それらが『流木』(1953年と)『プールサイド小景』(,954年)へと本質性が深化されていく過程を示す作品だと位置づけた論考である。小説『愛撫』と『メリイ・ゴウ・ラウンド』は、「妻」の結婚生活における寂寥感を描いた小説であり、『舞踏』と『会話』は、芸術と実生活という問題を背景に「夫」と「妻」との内面的齟齬を表象した作品である。これらに描出された日常性が、さらに抽象化され普遍化されて『流木』と『プールサイド小景』へとその本質性は深化する。戦後文学史の理解の方法と、。庄野小説の昭和20年代から30年代初頭の展開を考察した論考である。 |