タキバタ マリコ
瀧端 真理子 所属 追手門学院大学 心理学部 心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | その他 |
標題 | アメリカ合衆国の博物館入館料に関する調査 (1) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Musa(博物館学芸員課程年報)第28号 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 追手門学院大学博物館研究室 |
巻・号・頁 | (28),11-69頁 |
概要 | 2014年春時点でのアメリカ合衆国における博物館入館料を調査し、結果を一覧表にまとめた。本資料は、博物館入館料の無料/有料を決定する要因を解明し、国際比較を行うための基礎資料として位置付けられる。アメリカ合衆国の博物館には、入館料の様々な無料・割引制度が存在するが、今回調査した地域(アラスカ、ロスアンゼルス、シアトル&ポートランド、フロリダ、ハワイ、ワシントンDC、及び「カリフォルニアと西海岸」「ロッキー山脈と西部」)では、ワシントンDCのスミソニアン協会傘下の博物館群を除けば、年中、誰に対しても無料という館は決して多くないことが分かった。むしろ、有料館の料金設定は、動物園・水族館・科学センター・美術館を中心に、常設展示部分だけでも10ドルを超える館が多く、特別展や各種プログラムのための追加料金、家族単位での訪問を考えると、博物館訪問に必要な経費は、庶民的なものとは言い難い。こうした事情を背景に、社会的な公正を目指す各種の工夫(無料日・時間帯の設定や、福祉的プログラム)が生まれて来たとも考えられるが、この点は、歴史的な経緯と推移を見極める必要がある。A4版、59頁。 |