ウメムラ オサム
  梅村 修
   所属   追手門学院大学  共通教育機構
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/12
形態種別 国内学会誌(First author)
査読 査読あり
標題 顧客心理型コピーの伝播について~An appeal power of "customer psychology type copy"
執筆形態 単著
掲載誌名 日本繊維製品消費科学会 繊維製品消費科学
出版社・発行元 日本繊維製品消費科学会
巻・号・頁 53(12),72-77頁
概要 近年の双方向型メディアの発達は目覚ましい。中でも、twitterやFacebookは、生活者の日常的な本音や感慨を、「つぶやき」という形で世界中に公表することを可能にした。言語は、多くの場合、文字や音声にメッセージを載せて、自分以外の第三者に届けられるものであるが、例外的に、特定の第三者を想定せず、伝達や通信を度外視して行われる場合がある。ひとつは「独り言」や「つぶやき」に相当し、言語学では独語と称される。もう一つは、独語に対して、内言(ヴィゴツキー)と総称される。内言とは概念を分節化した脳内言語である。近年の広告のヘッドラインには、上の独語とそれ以前の内言に相当する顧客心理型コピーが目立つ。本研究の目的は、この顧客心理型コピーの伝播力を測定し、その効果を実証することである。とくに、顧客心理型コピーのうち、表現形式上、生の「つぶやき」の体裁を装っているコピーが、他の顧客心理型コピー(意図的な文飾が施されたコピーや、伝達・訴求の意図が明らかなコピー)より、伝播力が優っているのかどうかを明らかにすることである。