シンドウ  マサヒロ
  真銅 正宏
   所属   追手門学院大学  学長
   職種   学長
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1994/09
形態種別 論文
標題 ルビによる西洋受容-明治期永井荷風の文体模索-
執筆形態 単著
掲載誌名 国文論叢
巻・号・頁 (22),51-60頁
概要 明治初期、大量に移入された西洋のさまざまの事物および概念を、比較的スムースに日本語に変換できたのは、ルビの機能による点が大きかったものと考えられる。漢字という表意文字と組み合わせての、いわば複線的な表現を可能にするからである。このようなルビは、やがて、西洋語の移入に限らない、さまざまな効用をもつにいたる。例えば小説における表現の二重性などである。この事象を、永井荷風の初期作品の用法を通じて検証する。A5判、pp.51-60.(10頁)