シンドウ マサヒロ
真銅 正宏 所属 追手門学院大学 学長 職種 学長 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1993/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 「興味」の二重構造-『新橋夜話』論のために- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 徳島大学国語国文学 |
巻・号・頁 | (6),10-18頁 |
概要 | 『新橋夜話』は、花柳小説の代表的作品である。これはおそらく荷風作品中に限らない事実であろう。花柳界というやや特殊な世界を舞台とする小説は、当然ながら、読者のこの世界自体への興味をも計算に入れた作風を持つものと考えられる。そこでは、小説への読者興味の誘導が、作品に対して、およびそこに描かれた世界に対しての二重に行われているものと考えられる。花柳小説を、このように二重に誘導する小説作法の典型的成果として捉え、これを考察する。A5判、pp.10-18.(9頁) |