シンドウ  マサヒロ
  真銅 正宏
   所属   追手門学院大学  学長
   職種   学長
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1993/03
形態種別 論文
標題 永井荷風における言文一致の問題-明治三十年代前半の文体-
執筆形態 単著
掲載誌名 徳島大学総合科学部紀要(人文・芸術研究篇)
巻・号・頁 (6),55-65頁
概要 日本近代文学における言文一致体の導入については、二葉亭四迷の『浮雲』初編の出された明治20年前後が一つのメルクマールとされているが、現実的には、明治30年代に入っても、文語体小説は数多く書かれ続けていた。永井荷風においても、未だデビュー期にあったこともあり、明治30年代前半においても、口語体と文語体とが併用されている。当時の実情をとおして、近代文学の文体および出発期における荷風文学の特質を考察する。B5判、pp.55-65.(11頁)