シンドウ マサヒロ
真銅 正宏 所属 追手門学院大学 学長 職種 学長 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1991/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 昭和十一年の浪花節-『(]J4107[)東綺譚』の一側面- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 国文論叢 |
巻・号・頁 | (18),46-55頁 |
概要 | 荷風のラジオ嫌いは有名だが、特に昭和11年に書かれた『濹東綺譚』の中のそれは、戦後におけるような単なる喧噪への嫌悪ではなく、その放送内容にも関わるもので、とりわけ「浪花節」への嫌悪は著しい。おそらくそれは、この「浪花節」が荷風の嫌っていたものを集約的に示すためで、ラジオによる戦時下の文化統制や、また「江戸」追慕のための田舎者「浪花節」への反発が感じられる。これらを通して『濹東綺譚』の一側面を探る。A5判、pp.46-55.(10頁) |