シンドウ  マサヒロ
  真銅 正宏
   所属   追手門学院大学  学長
   職種   学長
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/03
形態種別 論文
招待論文 招待あり
標題 パリと東京をめぐる「文学」-永井荷風の墓参を例に-
執筆形態 単著
掲載誌名 マルク・ブロック大学・同志社大学学術交流シンポジウム 伝統の発見 フランスと日本
出版社・発行元 同志社大学国際連携推進機構
巻・号・頁 275-289頁
概要 明治期以降、パリに憧れ、パリを訪れた日本人は多い。画家をはじめ、作家や詩人、フランス文学者、劇作家、留学生など、さまざまな分野の人々がここに住み、ここでこの土地の特別の空気に存分に触れている。彼らの多くは、帰国後、東京に住み、隅田川をセーヌ川に見立てて、パリ時代を偲んでいる。その代表的な作家の一人が、永井荷風である。彼は五年弱に渡る外遊の最後の二ヵ月を、憧れ御パリに過ごした。パリで彼がしばしば訪れたのが、三大墓地である。彼は帰国後も、東京の四大霊園を訪れることを、パリでの墓地散歩に準えた。これは、ある種の文学的営為と認められよう。その営為の文学性について考察する。A5判、pp.275-289.(15頁)