シンドウ マサヒロ
真銅 正宏 所属 追手門学院大学 学長 職種 学長 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 紀要(First author) |
標題 | 食に関わる音 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 国際教養学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (14),114(19)-99(34)頁 |
総ページ数 | 16 |
概要 | 日本においては、食事中、音を立てることは、あまり上品なこととは見なされてこなかった。これは、西洋料理のテーブルマナーと共通する。近代以降の日本人の生活については、衣食住のそれぞれを見ればわかるように、西洋化と日本の伝統とのせめぎ合いの中で、かなりいびつな形で、現代まで変転を重ねてきた。このような変化の中で、食事風景における音が変化するのは当然なのである。本論においては、近代以降の小説作品の中に、できる限り食に関わる音の表現を集め、その効果とともに、なぜ少ないのかという理由を、味覚との関係、食事という行為の文化的な意味合いとの関係のうちに考察するものである。 |