シンドウ  マサヒロ
  真銅 正宏
   所属   追手門学院大学  学長
   職種   学長
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/05
形態種別 学会誌における解説記事および書評
招待論文 招待あり
標題 書評・堀井弘一郎・木田隆文編『戦時上海グレーゾーン――溶融する「抵抗」と「協力」』
執筆形態 単著
掲載誌名 『日本近代文学会関西支部会報』
掲載区分国内
出版社・発行元 日本近代文学会関西支部
巻・号・頁 (27)
概要 当該の著書について、「この二〇年ほどで、かつての上海をめぐる研究は画期的に進んだ。本書はその成果を各論的に如実に示す書である。時期を戦時期に限定するにも拘わらず、多彩な切り口の興味深い論点が集められている。「グレーゾーン」を共通のテーマとすることもあり、それぞれの論は、この上海という街の多重性についてほぼ同様の角度からアプローチしている。政治・経済と社会・文化、および言論・メディアの三部立ての構成と、それぞれに配された論考およびコラムは、この二重支配ないし多重支配という大枠の確保の上で、それぞれ自立性の高い論を展開している。詳しい資料に基づいた実証的なものばかりで、上海研究の現時点でのレベルの高さを感じさせる。図版も効果的であり、ソフトカバーの書ながら読み応えのある一冊である。」と評価した。