シンドウ マサヒロ
真銅 正宏 所属 追手門学院大学 学長 職種 学長 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/04 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 触感の文学史 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 勉誠出版 |
総ページ数 | 288 |
概要 | 日本近現代文学における、触感が書き込まれた作品を精読し、それら作品における触感の働きを再確認し、さらに、その豊かな再現を通して、テクストに込められた触感の意味合いを見て取る。このことを積み重ねて、文学における再現の効用の問題を考察する。さらに、この方法のような、触感的要素のみをできるだけ前景化するという、やや偏った読み方により、小説を再読する際に多かれ少なかれ生じる、読後感の差異のシステムについても考察する。具体的には、谷崎潤一郎、永井荷風、江戸川乱歩から、川上弘美、金原ひとみまで、作品に記された感覚表現から、読書という行為から失われつつある身体性を問い直す。
B5判、総頁288 |