シンドウ マサヒロ
真銅 正宏 所属 追手門学院大学 学長 職種 学長 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/03 |
形態種別 | その他 |
標題 | 現代語訳または翻訳で『源氏』を読むとはどういうことか |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 国際シンポジウム2008報告書『源氏・ゲンジ・GENJI―源氏物語の翻訳と変奏』 |
出版社・発行元 | 同志社大学大学院文学研究科 |
巻・号・頁 | 19-29頁 |
概要 | 日本文学の代表的古典とされる『源氏物語』は、近代において、文学者や研究者により、何度もいわゆる「現代語訳」されてきた。文学者のそれとしては、与謝野晶子、谷崎潤一郎を始め、窪田空穂、舟橋聖一、円地文子、田辺聖子、瀬戸内寂聴、橋本治などがよく知られている。研究者もまた、玉上琢弥などが、注釈的全訳を試みている。また、大正期から昭和期にかけて出されたアーサー・ウェイリーのThe Tale of Genji全六巻をはじめ、エドワード・サイデンステッカーのThe Tale of Genjiなど、外国人の手による多くの翻訳もある。末松謙澄などは、明治一五年という早い時期に、一七巻の抄訳ではあるが、ロンドンでGenji Monogatariを出版した。これら現代語訳または翻訳の『源氏』とは、「原作」に対して、いったいどのような作品と捉えることができるのか。また、これらを通して『源氏』を読む、という行為は、「原作」を読む行為とどのような関係にあるのかを、改めて考えてみたい。A4判、pp.19-29.(11頁) |