シンドウ マサヒロ
真銅 正宏 所属 追手門学院大学 学長 職種 学長 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/11 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 歌留多会から―明治の男女の「ふれあい」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 人文学 |
巻・号・頁 | (188),1-14頁 |
概要 | 小説の中の触感要素が、いかに表現されるかについて、主に小説技法の効果の側面から論じる。明治の小説における歌留多会の場面は、筋の運びをスムースにするための場面として類型化されていった。歌留多を取るという仕草が、ごく自然に男女の手と手とを触れ合わす。このような手と手の触れ合いから始まる男女の「ふれあい」は、既に言葉の意味が自動化して、本来持っていた触感を失ってしまったかのようなこの言葉の元来の身体感覚を、読書行為の中で再び活性化させてくれるのである。A5判、pp.1-14.(14頁) |