シンドウ マサヒロ
真銅 正宏 所属 追手門学院大学 学長 職種 学長 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/09 |
形態種別 | 論文 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「舞姫」と「新浦島」-異界との往還- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 森鴎外研究 |
巻・号・頁 | (10),129-142頁 |
概要 | 森鷗外の「舞姫」はドイツで終始する話にもかかわらず、冒頭には船の描写が置かれ、登場人物の移動が殊更に示されている。ここには、物語の枠取りについての作者の意図を見て取ることが出来る。それは、いわば「異界」願望とでも呼ぶべき志向である。鷗外は「舞姫」に先立ち、ワシントン・アーヴィングの「リップ・ヴァン・ウィンクル」を「新浦島」という名で翻訳し発表している。この「新浦島」とも共通する現実脱出願望の側面から、「舞姫」の作品構造を再考する。A5判、pp.129-142.(14頁) |