ヒラノ トモユキ
平野 智之 所属 追手門学院大学 社会学部 社会学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/11/01 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 高校生エイズ・ピア・エデュケーションの実践的研究~ボランティア学習における対話の考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (16号),84-93頁 |
総ページ数 | 10 |
概要 | エイズ・ピア・エデュケーション実践の構造をP.フレイレの対話的学習の枠組みで検討し、「対話」の変容と重層性を明らかにした。最初の学習形態は、〈教育者-学習者〉の対話によって学習者の実践や行動を促すというフレイレの学習論でいう課題提起型である。しかし、学習者が公演という活動に出ると〈教育者-学習者〉の関係が逆転し、学習者が性の自己決定の主体として登場した。つまり、学習者が教育者となりうる対話的手法の継続が、更なる学習者の主体変容を導くという仮説に辿り着いた。目指すべきは、自分と他者との〈対話〉が改めて自分が置かれた世界や社会の構造への気づきにつながるという主体変容の学習モデルであると論じた。 |