タガミ マサノリ
田上 正範 所属 追手門学院大学 共通教育機構 職種 特任准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 紀要(First author) |
標題 | 私立文系大学(追手門学院大学)における全員履修科目として導入した数学の教育実践 |
執筆形態 | 共著・編著(代表編著を除く) |
掲載誌名 | 追手門学院大学 共通教育論集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 追手門学院大学共通教育機構 |
巻・号・頁 | (1),157-167頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 田上正範 ・ 藤田龍一 |
概要 | 私立文系大学である追手門学院大学は、2021年度のカリキュラム改訂により、これまで全学共通教育の選択科目であった「数的処理入門」を全員履修科目に変更した。潜在的に数学に苦手意識を持つ者が多い私立文系大学において、求められる数学的要素を育む実践事例として、2021年度の全履修科目「数的処理入門」の実施概要をまとめる。授業1回目に実施したテストでは、最終評価の成績が上位者であっても正答率は高くなく、むしろ単位を落とした成績下位者の結果と変わらない。200問以上の練習問題を経た中間テストで成績が向上していた。数学の能力が低いのではなく、数百問相当の問題を解くことで過去に習った数学的な考え方を思い出すのではないかと憶測される。また、学部・学科別にみた場合でも、授業1回目の正答率は全体的に低く、中間テストで大幅に向上していた。学部・学科依存についても同様に、数学の能力が低いというよりも、数百問相当の問題を解くと思い出すと考えられる。 |