ニシジマ タイチ
西島 太一 所属 追手門学院大学 経営学部 経営学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/06 |
形態種別 | 紀要(First author) |
標題 | 特別支配株主によるキャッシュアウトと株式売買価格決定の申立適格 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 追手門経営論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 29(1),1-29頁 |
総ページ数 | 29 |
著者・共著者 | 西島太一 |
概要 | 機動的なキャッシュアウトを可能とするため平成26年会社法改正により新設(翌2015年5月1日施行)された「特別支配株主による株式等売渡請求」制度に係るマツヤ事件最(二)決平成29年(2017)8月30日(民集71巻6号1000頁)では、対象会社が売渡請求を承認した旨の公告を行った後に株式を譲り受けた株主(以下「公告後株主」)には売買価格決定の申立権がないものとされたが、同最決が如何なる考慮に基づいてかかる結論を導いたのかを確認した上で、同規律の問題点を検討。所謂「規律づけ論」に立脚する訳ではなくても、公告日を基準とすることの適否や少数株主の手続保障、煩瑣な運用上の課題を回避するといった観点から公告後株主の申立適格を肯定する方向性もある点を指摘した。 |