スルジ マユミ
駿地 眞由美 所属 追手門学院大学 心理学部 心理学科 追手門学院大学 大学院 心理学研究科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 実習・実践体験での学びの意義と課題-個別事例から- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 平成22年度追手門学院大学教育開発奨励制度報告書『心理学基礎力(行動知)の養成』 |
概要 | 本研究では、個別の事例検討とアンケート調査から、心理現場での実習・実践体験の意義と課題について検討した。その結果、学外での実習・実践体験に入る際には、その実習生自身の興味・関心の方向性と、個性や資質、これまで蓄積してきた知識や経験の函数が“枠組み”として成り立っているが、それが通用しない場面で葛藤することによって新たな“心理学行動知”が身につけられていくこと、そこで学生自らが主体的に悩み抜くことが心理学の専門家や社会人としての倫理観や責任感を育み、行動知に根ざした心理学基礎力の醸成や、生き方も含めた自身の枠組みを拡げていくことにもつながること、しかしそれは非常にストレスフルな体験にもなり得るので、学生が学外の心理現場で直面する課題にしっかり向き合えるよう学内での適切な指導やフォローアップの体制を構築していくことが課題であることなど、10の観点を導き出すことができた。 |